2020年11月2日月曜日

大事な水道

私が、まだ高校に行ってる時の家の水は
前を流れる谷の水でした。
雨が降れば濁るし茶色い風呂にも入ってました。
汚い話ですがケモノの糞尿も混じってたでしょうし
衛生的にも良くない水を使ってました。

私が東京に出たあと親父たちが中心になって
地元の山路に住む方たちが共同で使える水道を作りました。
今から30年以上も前の話です。
水は那賀川の伏流水でもある地下水を汲み上げ
近くの標高100mほどの山の水槽まで上げて
そこから組合員の家庭に分水してました。
その後、市の水道が各家庭に引かれたので
組合員が少しずつ減り現在は9組が残るのみ。
残った組合員で維持していくのが大変になってきたのですが
この地域は地質的に石灰岩で構成されていて
伏流水はキレイに浄化され消毒いらず
しかもミネラル豊富で美味しい水なのです。
水道を敷設して以来、初めて?の
メーター交換に合わせて役員で水槽の掃除。
もう配管とかもヤバい状態だと思うから
いつまで使えるか分からないけど
できるだけ後世に残したいと考えています。
市の水道の半額くらいで使えるという利点もあるので
いけるとこまで組合員で守っていきます!