「いわや道・平等寺道」
整備に参加された方々と歩き初め。
お昼過ぎにロープウェーの山頂駅前に集合。
まずは弘法大師が修行された南の舎心に向かいます。
弘法大師像を背後から拝み本日の安全祈願。
小高い丘を通り少し下ります。
最初の分岐は、鷲敷の北地地区と持福院へ下りる道。
持福院の方向へ。
道標にも書いてありますが持福院へ下る道が中山道です。
そして、すぐに持福院へ行く道と、いわや道への分岐。
ここにはプレートが立っているので大丈夫でしょう。
このあとは、しばらく分岐ナシ。
ひたすら歩きます。
道中、危険な個所には木やロープを使って整備してあります。
舟形の丁石が見守ってくれてます。
そして1㎞ほど歩くと見晴らしの良い場所へ
手前の山、左側に太龍寺。
向こうの山には鶴林寺、そして、佐那河内の風車も。
写真はありませんが、この右側には淡路島や
鳴門大橋の橋脚なども見れます。
いい景色を眺めて一息ついたら、さらに歩きます。
そして3㎞ほど歩くと
道の名前の由来にもなっている
今は無き「いわや洞」への道標が出てきますが
この道は途中で崖となりますので
絶対に行かないで下さい。
ここから「平等寺道」となります。
指差しとは逆に上の道へ!
テレビの企画でキャンパスボーイに
キャンパっていただいた、あの木もあります。
麓の阿瀬比集落まで1.8㎞の所から下りとなります。
そして、あの急坂。
グループの場合は安全のため
2mほど間隔をあけて下りましょう!
ここは、また見晴らしの良い場所。
枯れ木などを片付けて今後休憩所になるかも?
橘湾が一望できます。
小さな沢が横切る場所は石組みで
水の流れを考慮しつつ歩きやすいように整備。
車の通る道に出ると集落は近いです。
歩き初めされた皆様、お疲れ様でした。
道は歩かないと廃れます。
現に去年開通した「かも道」や、この「いわや道・平等寺道」は
使わなくなって廃道となっていて
地元の私でさえ存在を最近まで知りませんでした。
甦った遍路道の整備の跡や景色、そして古い時代に思いを馳せ
皆様に、この道を歩いていただきたいと思っています。
私は今後も、こうした素晴らしい古道を
永く維持できるように尽力していきたいと思います。