前回の鶴林寺に続き、今回は太龍寺への遍路道を歩いてきました。
鶴林寺を下った所にある遍路小屋(休憩所)。
ミゾレ混じりの小雨の降る中、出発!
ここから太龍寺までは4.2km。
那賀川の北岸から南岸へ水井(すい)橋を渡り。
ここが登りのスタート。
40分ほど、こうした車の轍のある
なだらかな坂を歩きます。
道中、清らかな小川のせせらぎに癒されます。
この分岐から、いよいよ本格的な登りの始まり。
ここにも「遍路ころがし」と言われる難所が!
でも相棒、ころげず。
太龍寺もボランティアによって
道がキレイに整備されていました。
この分岐まで1時間10分くらい。
あと400m!
1時間20分くらいで山門に到着。
現在、本殿は昨年の台風被害の修復中。
こうして屋根の上の飾り(名前?)を間近に見ることができます。
樹齢600年の杉が代わりにお出迎え。
こちらはロープウェイ乗り場。
その正面に本殿への階段があるのですが
本殿が工事中なので今は立ち入り禁止で
この階段は登れません。
このマル印は「舎心嶽(しゃしんがたけ)」
その昔、弘法大師か修行したといわれている場所です。
弘法大師の像があります。
わかりますか?
舎心嶽までは15分くらいです。
半分くらいのところで弘法大師がお出迎え。
ここからは南無大師遍照金剛を唱えながら登ります。
この岩場の向こうに大師像は見えてるのですが
ここを相棒は登れず断念。
弘法大師のお導きなのか?いつの間にか快晴に!!
大師の見つめる先には、紀伊水道を挟んで和歌山が見えます。
ここから次の平等寺へ向かう遍路道もあって
昔のガイドブックには正式なルートのままになっているのもあるようですが
今は整備されてなくて地元の方も通りません。
最近、お遍路さんが道に迷って捜索隊が出る騒ぎにもなっていますので
絶対に使わないで下さい。
登りに使った道を戻って、ここからが22番平等寺への分岐点。
下りは関係者用の車道を降りて行きます。
中腹までは一般の方も車で登れるようになってます。
単車や自転車は通行可能ですヨ!
ここまで30分くらい。
ポカポカ陽気に相棒も気分が良かったのか
週末にある芸能祭で歌う「涙そうそう」を
大声で練習しながら歩いてました。
さらに30分ほど下ると。
紅葉間近のモミジが見えてきて
地元に残る棚田が麓の目印です。
およそ1時間で下れたのでした。