遍路宿なのに実際に今の遍路道が
どうなってるのか知らないなんてダメだと相棒が言うので
歩いてみよう!ということになりました。
私は中学校の遠足で21番の太龍寺に登って以来
実際に歩いて登るのは35年ぶりくらいかな?
ウチの宿は20番、鶴林寺と21番、太龍寺の間にあるので
まずは鶴林寺から遍路歩きに挑戦!
ここが麓の入り口。鶴林寺まで約3キロです。登り口にはボランティアの方が用意したお接待の杖が!
道中、地元のボランテイアの方々がお遍路さんの休憩用の
遍路小屋の屋根の萱を葺き直していました。
分かれ道になっている路地には道標と丁石の案内があります。
丁石というのは方向と寺までの距離を示すもので
1丁は、約109m、36丁で1里約4キロとなります。
急坂の前にチョット休憩。
ここはセメントで段を作ってあるので歩きやすくなってます。
中腹くらいには「遍路ころがし」という難所が!
相棒は、ころげませんでした。
難所を超えると杉や檜の幻想的な光景が!
身体は疲れても心は癒されます。
1時間ほど登って、あと900mの道標。
まもなく到着という標高500mくらいのところで
登り口とは逆方向の麓が一望できました。
納経が終わったあと、こちらに下っていきます。
こういう石畳も、まだ残っています。
ここを登り切ると…。
到着だぁ~!
相棒思わずバンザイ!!
お遍路さんの歩く速度に合わせて
ゆっくり登ったのですが1時間半かかりませんでした。
納経が終わると次の21番太龍寺に向けて下っていきます。
到着した場所と違う場所から下っていくので間違いやすいかも?
道は、ホントにきれいに整備されてるので歩きやすいのですが
登りでエネルギーを使っているので下りは足腰に堪えます。
道中には志半ばで行き倒れになった、お遍路さんの地蔵が
あちこちで見守ってくれてます。
ここは大雨の時渡れないかも?
つづら折りを下ります。
相棒は「天城越え」を口ずさんでいました。
かと思えば延々真っ直ぐな道も!
途中、車道を横断します。
車に気をつけて!
ほとんど麓まで下りましたがココは地元の神社隣の遍路小屋です。
ウチがお迎えする遍路小屋と間違えやすいので注意しないと!
お昼を過ぎたので昼食タイム。
前の遍路小屋から5分ほどで最終の遍路小屋に到着。
ココがいつも、お遍路さんを送迎する場所になってます。
鶴林寺から下りは1時間かかりませんでした。
やっぱ実際歩いてみないとわからない事がいっぱいありました。
なので次は時間を見つけて太龍寺に行ってきます。
またの報告を、お待ち下さい!!