2016年10月9日日曜日

僅かな光

徳島特産、幻の香酸柑橘、柚柑(ゆこう)
もう徳島人でさえ「知る人ぞ知る」になってしまいましたが
その存在価値を理解してくれる料理人も
僅かですがいらっしゃいます。
ウチが送った柚柑、お店に届いて
搾酢の作業が始まったようです。
そのお店は茨城にある「鮨 小野
ここの親方とは、もう30年以上の付き合い。
渋谷の公園通りにあった鮨BARで
私はアルバイト、親方は鮨職人の駆け出し。
同い年で気が合って?!
仕事終わりに毎日呑んでた頃が懐かしい。
あれから時は経ち共に、それぞれの地元へ。
当時から親方は丁寧な仕事をしてましたが
遠くにいても鮨を見れば、その仕事に
さらに磨きがかかっているのが分かります。
そんな親方が使ってくれる柚柑。
今年は80㎏。
大きなシンクで洗われて…
半分に切るだけでも大変な作業。
何がスゴいかって、この量を手搾りなのです。
今は専用の搾酢機もあるので
それを使えば楽に大量に搾れるハズなのですが
皮には渋みなどの雑味が多いので
作業は大変ですが手搾りにこだわっているのです。
そんな丁寧な作業で搾られた柚柑果汁。
この果汁で作るポン酢。
そりゃぁ旨いでしょう!
仕込んで寝かせて二か月後くらいには
このユコウポン酢を使った料理が食べられると思います。
お近くの方は是非!