お遍路さんは、いろんな思いを胸に抱えて回られてます。
霊場での納経の仕方に決まりはあっても
回り方や服装に決まりがあるワケではありません。
先日ご宿泊された方のコトバを紹介します。
わかりやすいように少し編集しております。
『本日お遍路4日目で、ここまできました。
シーズンが終わって、どこのお宿も休み…
20番でご縁のあった方に教えられてここに辿り着きました。
拾っていただいたことが嬉しくて涙…女将さんとお話して涙…
この道中ほとんど人と会うことがなく
いろいろな事を自分だけで抱え込んでしまっていたので
ここでついにゆるんでしまいました。
ものすごい癒しの空間です。
4日間いろいろ考えて「もうお遍路は続けられない…
徳島の区切り打ちでもうやめとこ」と思いましたが
女将さんといろいろお話したり、空間に癒されて
「結願してからもう一度ここに来たい!!」と、そう思えるようになりました。
人との出会いは、とても重要ですね。
明日も元気に行きたいと思います。
ここに泊まらせていただいたすべてのご縁に感謝の気持ちでいっぱいです!
自分自身を信じて一歩一歩進んでいきたいと思います。
是非、道中で会った時には、よろしくお願いします!』
これぞ女将マジック!?
ここまでの道中、何があったのかを女将はすべて聞いたようです。
詳しくは書きませんが回り方や服装なんて個々の考え方でいいんですし
間違った遍路思想を持ったヤツが徳島にいるという事が悲しいです。
中には挫折してしまってるお遍路さんがいるかもしれません。
世界遺産化に向けては、こうした問題も解決せんといかんなぁ~。