2015年3月29日日曜日

阿波すず香

3月17日付けの徳島新聞に
徳島で新しく生まれた
香酸柑橘の新品種情報が掲載されてました。
その名は「阿波すず香」
タイトルにも出てますが
スダチとユズを交配して生まれました。
なのでスダチの酸味とユズの香りを併せ持ち
まろやかな口当りが特徴とのことです。

まだ現物を見たことがないのですが
もう10戸の農家で試験栽培されているようです。

新しい品種には期待も大きいのですが
徳島には、せっかくスダチやユコウなど特産の香酸柑橘があって
ウチも含めて沢山の農家の方が栽培しています。
スダチやユコウが売れないからと
新しい品種に頼って大丈夫なのでしょうか?
東京で生活するとわかりますが
一般の家庭で刺身や焼き魚に
スダチを使う習慣は、ほとんどありません。
路地モノの出荷が始まっているのに
普通のスーパーで3個500円というのも見ました。
そう都会に行くとスダチは料亭などで使う高級食材なのです。
商品の価値が高いというのは生産者にとってはいいことですが
大量に売れて一般の消費者に使う習慣がないと意味がありません。
ゼッタイにPR不足です。
すでにユコウは幻の香酸柑橘となりつつあります。
スダチだって他人事ではありません。
今あるいいモノを守りながら
新しいモノに挑戦してもらいたい!
と、思うのは私だけ?!