3月17日付けの徳島新聞に
徳島で新しく生まれた
香酸柑橘の新品種情報が掲載されてました。
その名は「阿波すず香」
タイトルにも出てますが
スダチとユズを交配して生まれました。
なのでスダチの酸味とユズの香りを併せ持ち
まろやかな口当りが特徴とのことです。
まだ現物を見たことがないのですが
もう10戸の農家で試験栽培されているようです。
新しい品種には期待も大きいのですが
徳島には、せっかくスダチやユコウなど特産の香酸柑橘があって
ウチも含めて沢山の農家の方が栽培しています。
スダチやユコウが売れないからと
新しい品種に頼って大丈夫なのでしょうか?
東京で生活するとわかりますが
一般の家庭で刺身や焼き魚に
スダチを使う習慣は、ほとんどありません。
路地モノの出荷が始まっているのに
普通のスーパーで3個500円というのも見ました。
そう都会に行くとスダチは料亭などで使う高級食材なのです。
商品の価値が高いというのは生産者にとってはいいことですが
大量に売れて一般の消費者に使う習慣がないと意味がありません。
ゼッタイにPR不足です。
すでにユコウは幻の香酸柑橘となりつつあります。
スダチだって他人事ではありません。
今あるいいモノを守りながら
新しいモノに挑戦してもらいたい!
と、思うのは私だけ?!