地元、吉井正八幡神社の本宮祭。
当人のメイン作業はダンジリの引き回し。
あいにくの曇り空でしたが
時折顔を出す日差しは神々しい。
昨日、「おはけ」について書きましたが
由緒ある吉井正八幡神社には
他にも珍しい神事があります。
これは山の神様。
何が珍しいか、わかりますか?
竹を曲げて作ったお神酒入れ。
33個あるのですが何故「33」かといいますと…
コレ、先日16号台風で暴れたウチの前の谷。
正式には「奥の谷川」と言います。
ちなみにココからウチの屋号は「奥の谷」なのです。
吉井には、こういう谷が大小合わせて
全部で「33」あるのです。
ひとつ一つの谷の安全を祈願して
33個のお神酒が祀られるのです。
小さい頃は何気なく見てきた風景も
当人になって意味を知り作業すると
その奥深さが理解できます。
こうした神事も簡略化できないこともないですが
幸い?吉井正八幡神社では今も残っているのです。
できる限り守っていきたい伝統の文化です。