2014年7月20日日曜日

甦る遍路道②

21番札所 太龍寺から22番札所 平等寺へ向かう
いわや道・平等寺道という古来から使われていた
本来の歩き遍路道の復元作業二日目。
昨日は雨で中止になりましたが…
見上げれば、いい天気じゃぁないですか!
嬉しい梅雨明け宣言となりました。
今回は、およそ5㎞という長い区間の整備。
太龍寺側からの班と平等寺側からの班に分かれ
地域の枠を超えて作業に参加していただきました。
こちらは平等寺への通過地区にあたる
阿瀬比町からご参加いただいた前田さん。
こちらは20番札所 立江寺から奥の院 取星寺への
阿千田峠の道を整備されている
あせんだ峠の会、穴山会長。

そして公認先達 歩き遍路の会、徳島共生塾一歩会
阿南市の職員、加茂谷へんろ道の会のメンバーなど
総勢62名の大所帯での整備作業となりました。
私は阿瀬比側から登る3班に配属されました。
ここはケモノも滑り落ちる?といわれている
急坂の難所を歩きやすくする作業がメイン。
以前、ウチの女将が逆打ちで登った際
二本足走行が出来ず四つん這いで登ったという場所。
こうした山道の坂にはコンクリートの階段や
擬木の枕木を使ったりして補修した場所をよく見かけますが
加茂谷へんろ道の会では、せっかく古来より使われていた
遍路道なので修復も「自然のモノを使おう!」を合言葉に
枕木も杭も、すべて回りの木を使って修復しました。
私は杭打ち担当。
めでたく杭打ち名人の称号をいただきました(笑)
100mはあろうか?という急坂の修復。
予定時間内にどれだけできるか?と思っていたのですが
終わってみれば、まだ昼前。
人海戦術おそるべし!
今回の作業で、ほぼ修復を終え
開創1200年の記念事業として
年内に正式な開通案内ができると思います。
今回、整備作業に参加された皆様、お疲れ様でした。
そして心から感謝しております。
ありがとうございました。

翌日徳島新聞に掲載された記事。