2018年6月24日日曜日

そして、坐禅

本来、曹洞宗の坐禅は5時開始とのことですが
優しいご住職は東北から来られた方や
遍路で疲れている参加者の事をお気遣いいただき
6時開始にしてくれたのでした。
時計を見ていないので正確な時間は分かりませんが
40分ほど壁に向かい浮かんでくる事を
連想していかないようにする坐禅。
まだまだ煩悩の塊だからか?
なかなか頭の中で連想しないというのはムズカシイ。

そして今回は朝食も行粥という
曹洞宗の食事作法を体験させていただきました。
お寺以外で、この行粥を行うのは4回目?とのことで
大変貴重な経験となりました。
食器類は全て準備していただいたのですが
包の広げ方、中の食器の取り出し方
その一つ一つに作法があって
住職の言葉を聞き逃して
失敗しないように、すごく緊張しました。
お粥を配る方、いただく側にも
それぞれの作法があって
この量で大丈夫です!という合図もあって
相棒の緊張感が伝染してきます。
左から、粥、漬物、ゴマのふりかけ、この3品のみ。
相棒曰く、さじの方向が間違ってるみたい。
食べ始めると置く位置が、また変わります。

食事の始まりから終わりまで
一言も発せず食べたのは生まれて初めてかも?
一口食べたら器を置いて噛みしめて喉を通り胃に入り
体の一部となるまで考えながら食す。
米の味を極められるスゴイ修行です。
ご住職は修行時代、食べ終わると同時に
お腹が空いていたと、おっしゃってましたが
その意味が、よく分かりました。
この粥行はダイエットにも効果がありそう。
食べ終わったあとの食器を
その場で洗う作法も目からウロコでした。
最後に感想座談会で終了。
それぞれの方の、これからの人生に
活かされるといいな!
今回参加していただいた皆様
お疲れ様でした。
城満寺ご住職様、遠い場所までお越しいただき
また大変な時に、お時間作っていただき
ありがとうございました。