2016年11月12日土曜日

シリーズ 移住者の挑戦⑩

これまでシリーズでお伝えしてきた「移住者の挑戦」も
明日の『和み工房 しげぱん』のオープンで一区切り。

この空き家に工房を作ると和田くんが決断し
作業を始めたのが7月のムシ暑い時期。
部屋の片付け作業から始まりました。

頭の中でビフォアーアフターの
メロディーを浮かべながら見て下さい。
とにかく生活用品が、そのままだった室内。
それが、なんと…
今ではパン焼きの機材も入り、同じ場所か?
と思うほどの変わりよう。

部屋の片付けが終わったあとには…
昔の土壁を白の漆喰に塗り替える作業。
職人にお願いするとリフォームのコストが高くなってしまうので
自分に出来ることは自分で!
壁が白くなるだけで
こんなに部屋のイメージが変わるものなのか!
作業が終わって満面の笑み。
和田クンの笑顔は、みんなを幸せにしてくれます。

壁塗りの作業が終わる頃から
いよいよ移住者仲間のネットワークが威力を発揮。

元の外観は…
こんな鬱蒼とした庭木が生えた状態でしたが…
さっぱりと刈り込まれ…
雑草生え放題の庭は…
別世界に入り込んだような仕上がり。
廃屋と化していた叔父さんの家が見事に甦りました。
この庭を担当したのは…
加茂谷移住の先駆者で造園業を営む
青空造園の阿部ちゃん。
玄関までのアプローチは
「蛇行する那賀川」を石畳で表現。
隣家との境は竹を編んだ垣根。
道路に面していたブロック塀は取っ払い
竹囲いでちょいとオシャレに。
重い機材が乗る床は…
大工の悠ちゃん(中央)が香川から。
玄関や畳の間だった店舗部分のリフォームは…
神山の定岡さん(左)と居候の桑原さん(和田くんの右)
そして新野の高場さん(右)が担当。
みんな移住者仲間。
私が取材できてない方もいらっしゃると思いますが
オープンまでに関わっていただいた全ての皆様に感謝。
「しげぱん」を通じて、いろんな方と出会い
私自身も、いろいろと勉強になりました。

お店の看板は…
牟岐在住のイラストレーター J子さん作。
奥様手書きのお品書きも完成したようです。
マスコミの取材も続々と入っています。
現在発売中の徳島人十二月号。
県内の書店やコンビニでお買い求め下さい!
NHKの取材も入りました。
本日付けの徳島新聞にも掲載していただきました。

こうして、いろんな仲間の協力で完成した
『和み工房 しげぱん』
形を整えて発酵室へ…
最後は釜へ!
当然ですが、それぞれのパンで
この工程の繰り返し。
今夜は仕込みで徹夜になります。
『和み工房 しげぱん』は明日10時いよいよオープン!
幸い天気にも恵まれそうです。
皆様のお越しを心よりお待ちしております。