2015年6月20日土曜日

「かも道」国史跡へ

もう今日は、この話題しかないでしょう。
ほんの3年ほど前は地元の人間でありながら
かも道」の存在すら知りませんでした。
5年ほど前から、お遍路さんを受け入れるようになり
受け入れるなら自分も四国遍路について勉強しないと!
と思うようになって20番鶴林寺から21番太龍寺
そして22番平等寺へと繋がる遍路道を実際に歩いてみて
貴重な道が残っている事を知りました。
今使われている遍路道の一部が先に国史跡に指定されたのですが
講演会などを聞きに行く過程で廃道になっているが
地元に一番古い遍路道が残っているということを知りました。
それが「かも道」でした。
貴重な遍路道を維持・管理していくために
地元有志で「へんろ道の会」が立ち上がり
整備ウォーキングイベントを行ってきました。
そうした地道な活動が、ようやく報われました。

でも私達が活動する前から
この日のために尽力された方がいます。
地元、阿南市文化振興課の向井さん。
人知れず測量し少しずつ整備を進めていて
この方がいたからこそ「かも道」にスポットが当たったのです。

今回指定されるのは「かも道」の一部です。
全てが史跡になるように
そして最終目標の世界遺産登録に向けて
この貴重な道を保存・維持して
後世に残していかなければなりません!
道は人が歩かなければ廃れます。
お遍路さんだけでなく、いろんな方に歩いていただいて
応援していただければ!と思っています。